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2015-04-15

「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本

こんばんは! 1ヶ月ぶりの更新になってしましました
みなさんお元気でしたか
わたしは、なんだかこの1ヶ月が2ヶ月に感じるくらい濃厚な毎日でした。
書きたいことは山ほどあったのですが、直近のこと今日のことを…

今日は、アトピーをもっている方にも優しいロースイーツの依頼をいただきまして
ナッツやオイルを控えた
アボカドチョコクリームをお届けしてきました。そして
しばし、そちらの会に参加してきました。
ibマッピングという自分のことを発見していくメソッドを勉強しておられる方々にお会いしたのですが
手段は違えど、自分とクライアント、 自分と他者、自分とインナーチャイルド
そういった関係性を一期一会であっても瞬間瞬間
どんなふうに向き合い対話を紡いでいくのか
心を傾けて魂の声を聞いていくのか
両者の響き合いをどう促していくのか
誠実で暖かいナチュラルなエネルギーに触れて
そういったことを改めて思い返す時間を得ることができました
本当にありがとうございます

最近、
「晶さんてハッキリしているね」と言われたり
「晶さんは自分が何を望んでいるのか分かっているしぶれないね」って言われまして
(そうなのかなぁ、そうだったかなぁ)と、とてもびっくり新鮮でした。
私は自分が何を望んでいるのかなかなか分からないタイプだったんです。
シンクロニシティに導かれてとか、超感覚的に動くほうが多いというか
その感覚的に動くといっても、自分から望んで意識的に引き寄せて乗るというより
ある存在からの働きかけをなんとなく感じて動く方が多いというか
それ以外はのほほんとしていることが多くて
通知表には長年「欲が無い」と書かれていました。
「やる気や向上心が見られない」ということを先生が優しく戒めてくれたのか、もともと集団の競争意識とか苦手だからなのかなとも思うのですが

そういう私が、ハッキリしているって言われるってびっくりしたんです。
いつから変わったのかなぁと思ったら
6年前の2009年に読んだある本がきっかけだったなぁと今日思い出しました

「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本 

41FNT2SKWHL
という題名の本です。

私は子供の頃から本が大好きで
寝る前は活字を読まないと寝れないので実は枕元は本だらけなんです
16才からは平均して毎年100冊は読み続けていますがその中でも
自分の人生に影響を与える本というのはそんなにないと思います

同時代に出されたものはその時期の社会から発生する警鐘だったり
気づきだったりするので集合体としての文脈とか1つのメッセージとして受け取り血肉にしたり
同時に読んだ本からパズルのように 必要なキーワードをひろって大事なものとして
心に残したり
そういう意味では 今回紹介させていただきたい本は
1冊で本当に濃厚で大事なことが書かれているので 超おすすめです。
4月から新しいスタートをきった方にもぜひ 読んでいただきたいです
こちらのメソッドはビジネスで活用されているアサーティブやアサーションですので
お仕事にも有効だと思います。
もう何冊も友人知人にすすめてプレゼントしてきました

昔の日記を見たらちょうど今ごろの時期にこの本を手に取ったのがわかりました
だから思い出したんですね…不思議です
2009年の4月12日に横浜の文学館で開催された
きくちゆみさんと森田玄さんと石塚ともさんのイベントで
石塚ともさんのローフードの講演の中で、
ともさんが「ローフードだけではなく、すごくおすすめしたいものはN.V.C(ノンバイオレントコミュニケーション)」と言われたのが気になって
急いでメモをとりすぐにAmazonで買ったのでした。

私がこの本で学んだのは大きく2つ
1暴力に打ち勝つのは対話だと信じてきたけど、その対話の中にも暴力的な対話と非暴力的な対話がある
2非暴力的な対話の仕方

中でもこの本読んで得た一番の発見は
暴力的な対話というのは自分と他人の中だけで行われていることではなく
自己との対話、自問自答の中で「自分の本当の気持ちを認識していくこと」においても
暴力的対話が24時間がくりひろげられていて 自分が自分に暴力をふるっている

ということです。
自分を認めるというのと甘やかすのは別ですが、
お経の中には、仏は外に在ってすがるものではなくて、各々の生命の中にあるものだから
仏を内在している他者を責めるのは業をつむことであり
自分自身を責めるということは仏を責めることなので罪深いと書いてあるものもあります。
まさにそれですよね…

とくに自分とインナーチャイルドとの間で暴力的対話で思考している間は
これが無意識であっても
「わたしが本当に望んでいることは何か」ということがわからなくなっている ということ
ようするに 自分が自分にDVやモラルハラスメントをしていて
だんだんそこから典型的な被害者の思考回路になって麻痺して抜け出せなくなっている

そして自分が麻痺していて分からないから
そのわからない自分が 人とコミュニケーションしても
「なにかがちがう」というモヤモヤ感を感じて
願望を察せない相手を怒るのか 自分を責めるのか 自分や他者を諦め期待をしないと切り離し無視したり と
根本的な解決や原因を見る機会にもしないまま
そのばしのぎの
まさに暴力的なことになっていく…といった悪循環がある ということでした。

とはいっても、とにかくじゃぁ自分の望みはなんであるのかを掘っていくのに
それをあまりしたことがないので
説明文章も頭に入ってこないんです。
いままで好きなこと望むことを選びつづけてきたのに何故?って思うのですが
それはあくまでも 奥の奥の奥にひそむ1番望む事に辿り着いていない
手前の部分 浅い部分での選択を行っていて
痒い所に手が届いていない中でやっていたのかもしれません
だから、奥の奥の本当の望みを炙り出していく作業、魂の深いところの声を聞く
筋肉とか神経に関しては
そこは脳の神経回路&思考回路がまだ通っていない場所で
まさに獣道を作るところからはじめなくちゃいけないくらい
私は私の気持ちを無視していたんです。
なので、そこを刺激し促すようなレクチャー含む説明文には
そんなに難解な言葉が書いてあるわけでもないのに、
あまりにも読み進められなくてびっくりしました
平野啓一郎さんの「日蝕」いらいの読書筋肉通をおこしました

このノンバイオレントコミュニケーションをできるようになりたいと想い
これは思考しているだけじゃ埒があかないと想い
体験学習をつめる練習相手が必要だと想い さっそく読書友達にこの感動を伝えこの本を読んでもらいました
お互いに崖から飛び降りる思いで一生懸命 自分の気持ちを実況中継しながら(笑)
慣れないことをやってきたんです

6年たっていつのまにか慣れて
今では、「なんでわかってくれないの!」って思うことはなくなりました
なんでわかってくれないの!って言って来るのは私のインナーチャイルドくらいです
他者に思うことはなくなりました
なんでわかってくれないの!って他者に対して思うときの殆どは
自分が何か本音を見落としているサインです
そして、「そうだったのかぁ いがいにもそんなことが気にかかっていたんだね」
と自分が自分を分かってあげるだけで すーっとしてしまうことが殆どなんです
それでも それが難しい時は他者の助けをお願いしています
癒しのセッションとかヒーリングですとか、占星術をつかったカウンセリングなど
きのおけない友人と美味しいものを食べたりおしゃべりしたり
ほんとうにありがたく かけがえのない時間と人との関わりです

今日は、そんなことを改めて思い出しました。
「私が何を望んでいるのか私自身も分からない…」って
言っていた私のことを忘れないでいたいなと思いました。
崖から飛び降りるつもりでドキドキしながら自分が一歩一歩進んできたことを
忘れないでいたいなと思いました
昔の私にやさしく辛抱強く寄り添って心の奥の声を引き出すのを手伝ってくれた方を思い出しながら
私もそういうセッションをしていきたいと
今日思いました。

よかったらぜひ読んでみてください🎶

題名:「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本
トーマ ダンサンブール (著), Thomas d’Ansembourg (原著), 高野 優 (翻訳)
出版社: 紀伊國屋書店
ISBN-10: 4314009705

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