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2015-05-10

私の母の口癖「宇宙のリズムだから…」

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母の日でしたね♪みなさんはどんな一日を過ごしましたか?
心の中で会ってハグしたり、一緒になにかするとつい喧嘩しちゃったり プレゼントなど特別なことをしたり いろいろありますよね♪

私は今まで、母の日やら母のお誕生日などで何かプレゼントしたりしても
飾っているのか放置されているのか 喜んでいるのかよくわからないのが続きまして(笑)
最近はもっぱら美味しいものをごちそうしたりお取り寄せしたりしています。
モノとして今迄でいっちばん母が喜んだプレゼントは
母は数独が好きだったなぁと思い出し 数独の本をプレゼントしたんですね
いつもトライしているレベルより少し上レベルのものをプレゼントしたら
楽しすぎて寝る間を惜しんで熱中していたそうで
ある日、ものすごいクマで憔悴しきって私に言いました
「数学は宇宙だから」「宇宙の法則を芸術にしたものが数字だから」
私は数学が苦手で数独も好きじゃないので、目が点になってしまいました。。。

プレゼントというのは 自分が欲しいもの喜ぶもの嬉しいものをあげる場合と
相手が欲しいもの喜ぶものをあげる場合がありますね
何はともあれ、根底に流れる愛をいただくことに変わりはありません

母の日なので、私から見た母の性格や魂を単純な言葉で紹介しましょう
純粋(人の心の裏を考えることができないしそういう概念がない)
進取の気性(勇敢であると同時に冷静)
強い霊感(強い直感力)
感動屋(母より涙もろい人を知りません)
とにかく面白い

物心ついた時から、私の母は「宇宙のリズムだから」「宇宙の法則だから」と口癖のように言っています
今思い出すと、幼稚園生の私に対してもそうやって母は自分の感動や葛藤を伝えてくれました。
花や星をみても、人の優しさに触れても 何か決断する時どんな小さな決断であっても
この命が宇宙そのもので外の宇宙と連動していて同じなんだと言われてきたので
宇宙というのはとても身近で気楽なものだと信じてしまい
授業で宇宙の広大を知った時にあまりの大きさにショックをうけて、
気持ち悪くなりしばらく知恵熱を出してしまいました。
あとは、「護られた」という言葉がとても多くて
シンクロニシティという言葉は知りませんでしたが
常に実況中継で、さっき言ったことがこんな風に実を結んでいくんだよというのを
一日の流れ一週間、一ヶ月 もっと大きなスパンで話してくれて いろんなミラクルを見せてくれました
自分が変われば自分のとりまく世界(宇宙)が変わる事
見えない力がしっかりと護ってくれて応援しているのだということ
母が教えてくれて感謝することでどんどんその見えない守護が活性化していくのを教えてくれました

あとは13才の時に教えてくれたことはとても大きくて
我が家は私が20才くらいまでとても経済的に大変で、家族で旅行に言った事はほとんどなくて
それでも思い出せるシーンで1つ みんなで車に乗って山道の途中、眼前に西日が麓の町や景色を金色に染めているのがみえる見晴らしの良い場所があり、そこに車を停めてみんなで見ていた時に
母が「今、綺麗だなぁって思って見ているこの気持ちの時に、胸の奥が響いているでしょう?
この時に心の中の湖にポチャーンって一滴しずくが落ちているんだよ。
幸せな人というのは心が豊かな人のことだよ。
心が豊かな人というのは、この心の中の湖が大きくて深い人のことなの。
しずくが落ちてポチャーンって拡がる波紋や音の響きが大きい人が心が大きくて豊かな人なの
それは自分で意識して育んでいかないと大きくならないの。
美しいものを見たり、感動した時に胸が響いた時にこの滴(しずく)が生まれるの
お金がなくても、月や星や花や夕日はいつでもそばにあるんだから美しいものを見つけていくんだよ」と教えてくれました。
今、私は自分のところに来て下さるお客様の心の強さにそれを見、感動することが増えました。

また18才の時に教わったこともとても心に残っています、
私はその頃、絵の勉強がしたくて母が高校生の時に美大受験の為に習っていた油絵の先生の所に通ったり
絵の為の予備校にいったりしていたのですが
母は美術の先生の免許を持っているので、一緒に美術館に行って絵の見方を教えてくれました
その日は、ロココから現代アートまで絵の歴史が一同に見られるようなコンパクトで濃厚な企画だったんです。
印象派までは分かるんですが、抽象画になってくると分からなくなってきてですね…
母に聞いたんです
私「どうみていいのかわからない。理解できない」
すると母は「分からなかったら、ただ感じればいいんだよ。この絵の前に立って、そよ風の雰囲気を味わうようにただ感じればいいんだよ。自分の心にどんな波紋が拡がったのか見るんだよ」
「何も感じるものがなかったら、こんどは画家の筆の跡を見るの。どんな風に絵の具をつけて筆を動かしたのか見るの。画家の目線や指の力、発想に触れた時、タイムスリップしているのと一緒なの、そこできっと発見がある」
それでも何にも感じ取れない、わからない絵もあるんです。ただキャンパスを白に塗っただけとか…
前衛的すぎるものとか…
それを聞くと母は「そうしたら、画家のサインを見るの。画家のサインがどこの場所に、何色で書いてあるのか見るの。なぜこのサインはこの場所にしたのか?他の場所でかっこよくきまるバランスはあったのか、それを見るの
そして目立たない色でサインした場合と目立つ色で書かれたサイン
サインと同じ色を、この絵の中で探すの。そうすると構成力が養われるのよ」と教えてくれました
また、いよいよ何も得るものがなくて降参な場合はどうするの?ってきくと
「そういう時は、額縁を見るの。額縁や額装、照明の当たりぐあい、展示の順番を見るの」

私は母から絵の見方を教えてもらったのですが
この美術館で教わったことは、ものごとの捉え方というものにとても影響がありました。
とくにネガティブに思える出来事だったり、人間関係において
私はどんなことからも自分にとって学びを得るという筋肉を鍛えてくれたように思います

嫌いな人が思い浮かばないのも、よく穏やかだねと言われるのも
母が教えてくれたことが私をそうさせてくれたのだと思います
おばあちゃんになっても有益なこういったことを教えてくれたと思います
小さな頃から1人の大人の人間に対するように接して教えてくれた母に改めて感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとう

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