花咲くアーモンドの枝…ツインソウルを知りたい人へ
こんにちは♪もうすぐ立春で新しい年が始まりますね 準備はできておりますか?
私は最近「ワクワクやモヤモヤで刷新!」のお話をたくさん聞いたような気がしますよ。
立春を含む四立(立夏・立秋・立冬・立春)の前18日間は土用(どよう)ですね
この期間には季節の変わり目を調整するように生き物が毒だしをします
整体の先生がこの時期はぎっくり腰の方が増えるんだよ~と言っていました
また、3年前に参加した地球暦の勉強会でもやはり同じことを聞きました
あと数日、みなさんどうかお大事に お元気でいてくださいね♪
25日からホスティングエンジェルを迎えて先日この期間をおえました。
開始してからインスピレーションでやたらゴッホが浮かびまして
私が、ゴッホの絵の中で一番好きな絵が浮かんで消えないんです。
それは、「花咲くアーモンドの枝」という絵なのですが
(なんでだろうなぁ)と思ったところ、この絵というのは
ゴッホの弟テオの子供が生まれたお祝いに描かれた
ゴッホの絵の中でも特別なものなんです
テオの子供が生まれたのが1889年1月31日で、
テオが亡くなったのは1891年1月25日なんです。
ちょうど今週だったのです。だからなんだか 思い出していたんですね。
実物を見た事のある方なら知っていらっしゃると思うのですが
波動が素晴らしいんです。
なんともいえないブルーと、花が咲くフレッシュな喜びが溢れています。
印刷や写真にはあのブルーは写らないのです。
高校生の時に日本にやってきた、まるで生きているようなこの絵の前にたった
感覚は今でも忘れられません 心から感動したんです。
私はソウルメイトやツインソウルに対して
単純にロマンティックなものとして意義付けることってないんです
というのも、ゴッホとテオのことを知った時に
これこそ運命の2人と思ったからなんです
(男女の恋愛からはじまるツインソウルにかんしても
ロダンとカミーユクローデルを思い出します…)
なのでソウルメイトやツインソウルというのを聞いた時にはこの2組を思い出していましたから
あんまり甘いイメージをもてなかったくらいです。
ゴッホの弟のテオは画商で、売れない画家の兄をひたすら支えたのですが
テオだけでなくテオの奥さんのヨーも
自分の夫が大切にしてきた兄のゴッホを同じように大切にし
精神病院から退院し 急な発作に苦しむ晩年のゴッホに対して手紙を出します
2月に子供が生まれることを知らせ
その子はきっと男の子であるとおもうから
私たち夫婦は赤ちゃんの名前にあなたと同じ、
フィンセント(勝利者の意)と名づけようと思っています
と伝えます
それはどんなに、元気をおくる手紙だったでしょうか
ゴッホは生まれて来る男の子の為に 彼が寝るであろう部屋に飾る絵を描き始めるのです。
この絵のブルーは本当にすばらしいのですが、
当時の絵の具の中でブルーというのはとても高価なものでした。
それは宝石であるラピスラズリを砕いたものが使われているので貴重だったのです。
「ゴッホの手紙」の中には、何度もゴッホからテオへ
「絵の具どうもありがとう」という感謝の言葉があります。
絵を間近に見た方は分かると思いますが、
絵の具の厚みは凄い迫力で、
その厚みに残された陰影は指の力の強弱であり
一筆一筆の痕跡にゴッホの魂が込められているんです
ゴッホの絵の前に立つと、
「確かにこの絵の前にゴッホが生きていたんだ!」
「この筆の跡をつけたのはゴッホなんだ!」と
タイムスリップするかのように、今も生き生きと生命力が伝わってきます。
情熱を燃やし続けるという生き様を残すような絵を描き続けるのには
ゴッホには常に絵の具が沢山必要だったのです。
でも絵が売れないから、思う様に絵の具を自分では買うことができない
ゴッホのテオへの手紙の冒頭は、送ってくれた絵の具の感謝
結びには、新しい絵の具への欲求や依頼が書かれています。
誕生のお祝いに描かれた「花咲くアーモンドの枝」には
高価なブルーの絵の具が沢山使われています。
そして、清浄な生まれたばかりを感じる花の白。
とても祈りが込められているんです。
ゴッホは浮世絵の影響を大きくうけて自分の絵に取り入れています
いつか日本に行ってみたいんだと日本への憧れなどを手紙に書き綴っています。
この絵のアーモンドの花や枝振りは浮世絵や日本画の白梅図のようにも見えませんか?
アーモンドの花も梅と同じく植物に一番厳しく寒い時に、枝から花を咲かせます。
春の訪れを告げる吉兆の花なのです。
また、アーモンドが出て来るギリシャ神話はとても素敵なんですよ
死しても尚、生き続ける時空を超えた繋がりが描かれています
〈ギリシャ神話 デモフォーンとフェリス〉
デモフォーンという若者の船が難破してしまいました。デモフォーンはトラキアの海岸に流れつきました。そして助けてくれたトラキアの王女フュリスと愛し合うようになり、結婚を誓う仲になりました。フュリスの父のトラキアのシトン王に直してくれるように頼んでおいた船が航海できるようになるとデモフォーンは、すぐに戻るとフュリスに約束してから故郷に戻りました。しかし、デモフォーンは故郷で美しい娘に出会い、その娘に夢中になってフュリスとの約束を忘れてしまいました。
フュリスは毎日海岸に立ってデモフォーンの船が来るのを待ち続けていましたが、重い病気になって死んでしまいました。貞操の女神アルテミスは、一途に恋人を待ち続けたフュリスを哀れに思い、フュリスをアーモンドの木に変えました。
やがて時がたち、デモフォーンはフュリスのことを思い出し、トラキアへ行きました。デモフォーンは、フュリスが自分を待ち続けて死んでアーモンドの木に変えられたことを知って、フュリスへの仕打ちを後悔しました。そしてフュリスのアーモンドの木のところへ行き、後悔の涙を流しながら木を抱きしめました。フュリスのアーモンドの木はデモフォーンが戻ってきたことを喜んで満開の花を咲かせました。そして、すぐにデモフォーン自身も、アーモンドの木の芽や葉に変身しました。
アーモンドの花の花言葉は「希望」「永久の優しさ」です。
ヘブライ語ではアーモンドは「目覚めている」「見守っている」という意味があります。
また、旧約聖書に出て来る二種類のナッツうちひとつがアーモンドで
「創世記」には乳香、蜜、香料などとともに、アーモンドが贈り物にされたということが書かれています。
「民数記」には、予言者モーゼの兄アーロンの杖が芽を吹き、蕾を出し、花が咲いて、アーモンドの実がなったという話が所収されています。
ここから、アーモンドの木は「神の承認、もしくは支持」を象徴すると言われているんですって。
ゴッホは牧師だった時があるので、そういった意味もこの絵には込められているのではないでしょうか
この絵にはありったけの愛が込められているんです
永久に変わらないエネルギーが込められているんです
病気に侵され 裕福とはいえない満足な評価もうけていないけれど
絵の中で真理を追求しようとしたゴッホの
純化された愛が込められていると思うのです
だからこの絵はたくさんの人を惹き付ける魅力やパワーがあるのだなぁと思うのです
自分が満たされているから余裕があるから そうなって初めて真の意味で人に親切にできる意義があるとか
人に親切にしたい喜んでもらいたい というのは自分が満たされていないからだとか
そういう考え方がなんだかちっぽけに感じます。
愛ってもっと単純なことではないのでしょうか。
生まれる前の記憶をもっている子供は
お母さんを幸せにするために生まれてきたんだよって言うそうです
何にもできなくたって成さなくたってそのままで完璧であると思うのですよ
素直に心が動いた通りに行動をすればいいのです
親切にしたり、お礼を言ったり、小さな愛を贈ったり受け取ったり
もっと自由にエネルギーを交換できると良いなぁって私もいつも思うし練習しています。
出し惜しみされた想いは魂の底にたまって拗ねてしまいますしね。
複雑になってしまうんです。本人が苦しんでいなければ個性とも呼べますがね
あ、話がずれてしまいました。
ゴッホはこの絵を書いているその1年半後1890年7月29日に亡くなります。
テオもその半年後に亡くなります。
ゴッホが死後に今のような評価を得ているのは、
テオの奥さんのヨーがその後にゴッホの絵の良さを沢山の人に伝わるように活動したからなのです
それは夫の人生や新しく生まれて来る我が子への愛であると思うのです。
テオとヨーもツインソウルだったんですね。
「ゴッホの手紙」上中下と出版されているので よかったら是非読んでみてくださいね♪
ただちょっと鬱っぽいとどつぼに陥る可能性がありますので素晴らしい本ですが
無理して読まないようにしてください。
なぜなら書簡の中にいるゴッホは死後にならないと自分が評価されることを知らないからです
世界中で沢山の人に愛され、憧れの日本に自分の絵が辿り着いて熱狂的なファンが沢山いる未来を知らないのです
ゴッホはこんな言葉を残しています
「人問は毅然として現実の運命に耐えていくべきだ。 そこに一切の真理がひそんでいる。」
「たとえこの人生が負け戦であろうと、いずれにせよ僕は「良い戦い」をしたい」
「美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ」
宇宙の真理を垣間みたとしても、現状の私たちは人間の世界であらゆる日常のシーンを生きていく。
日々の中の小さな営みの瞬間瞬間に、価値観の小さな変革や闘いによる相乗効果を築いていく
そうやって自ら発見して灯していった勇気や希望や喜びが描く軌跡こそが、芸術なのだと私は思います。
本を読めそうにない人には こちらをお勧めします
画家ゴッホの発言・格言・名言集【情熱の画家】
あと、テオが主役の斬新な漫画、穂積 (著)「さよならソルシエ」もおすすめです♪
びっくりしました!
あなたの好きな絵や本や漫画はなんですか?
ふと何度も読み返したり浮かぶものは あなたの大切なものを思い出させたりしますね
それは、あなたの天使達のサポートでもあります。
こんどお会いした時に、よかったら教えてくださいね♪
ではではまた お元気で